マンガ漬けの夏休みを終えたアラサー社会人が、思わず感動したマンガを紹介する。
こんにちは、みすけです。
先日宣言したとおり、人生で一番漫画を読む9日間にしようと挑んだ夏休みですが、本日がいよいよ最終日となりました。正直詰め込みすぎて頭が爆発しそうになりました。今日は、読んだ漫画の紹介と、その中でも特に感動した作品を紹介しようと思います。
目次
9日間で読んだ漫画はこれ!
SFバトルものっぽい漫画。登場人物たちは普段は学生をしているので、バトルものなのに妙なリアリティがある。記者会見や会議で盛り上がる漫画は珍しいと思う。
初めて『HUNTER×HUNTER』を読んだ時のような不気味さとか面白さを感じた。
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『セクシー田中さん』芦原妃名子
経理部のAIと言われている田中さんは実は、セクシーなベリダンサー!!というお話。
ある人にとっての正義は、対立する人にとっての悪いことだったりするということがうんと伝わった。人が巨人に食べられたりしています。昔はこういうの読めなかったはずなのにいつのまに読めるようになったんだろう。
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『ここは今から倫理です。』雨瀬シオリ
絵の雰囲気とタイトル的に教室内のバトルものを想像してたけれど、倫理の漫画だった。物事の見方が広がる気がする。
人間とは何かということを考えさせられる作品だと思う。寄生獣もかつてはグロくて読めなかったはずなのに、いつの間にか読めるようになってた不思議。
タイムリープもの。主人公のお母さんが、まだ子どもの主人公のことを信じて背中を押していたところにお母さんの勇気と愛情の深さを感じた。
土木作業監督の話。1話からギアがすごい。
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『花と頬』イトイ圭
高校生の恋愛もの。大きな出来事があるストーリーではないけれど、些細な出来事で悲しくなったり嬉しくなったりするあの感じがよく表現されていると思った。
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『ねこ、はじめました』環方このみ
男子高校生がねこになっちゃったって話。ギャグ漫画兼癒し漫画だと思う。心を軽くしたい時に読むと良い。
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『キングダム』原 泰久
まだ3巻しか読んでないけど、アツそうな話だということは伝わった。
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『夕凪に舞え、僕のリボン』黒川裕美
男の子が新体操をやる話。新体操をやることで主人公が人間的に成長していく様や、そんな主人公を見て家族も変わっていくところがよかった。
これはダークホース!読んだ中で思わず感動した作品
たくさんの作品を読むことができた9日間でしたが、読む前にはこれほど感動するとは想像していなかった私にとってのダークホースの作品を紹介します。
1位:とても他人事とは思えない『最強伝説黒沢』
主人公は45歳独身の土木作業監督の黒沢。人望を求めて手を尽くすが、ことごとく空回りをするところは読んでいて苦しくなってくる。作者は心の奥底にあるけれど自覚がなかったりうまく言語化できなかったりすることを表現する天才だと思った。
子どもの頃、自分は何者かであると思っていたけれど、そうでないことに薄々気づいて夢の下方修正をし続け、気づけば体も心も老いていた。って言うことがもはや人ごとではない年齢になってくると感じることも多いです。
読む人によって印象はだいぶ変わると思うが私にはものすごく響きました。騙されたと思って1話目を読んでほしいです。1話目から胸が苦しくなる始まり方だけど、だんだん面白くなってくる。名言の嵐。私は黒沢に共感できる人間であることを誇りに思う、、、。
黒沢の名言集が紹介されている記事を見かけたので、リンクを貼っておきます。
2位:背筋を伸ばして生きることを教えてくれた『セクシー田中さん』
この主人公の田中さんは、40代で独身の経理部員で職場の人からは「経理部のAI(やばい人)」扱いをされているという点で黒沢と置かれている状況は若干似ている部分はあるが、田中さんにはベリーダンスがあると言う点で黒沢とは違うと思う。
田中さんは周りからどう思われようが、自分で正解を見つけてそれを貫こうとします。人から言われた心無い言葉に傷つくこともあるけれど、それに対して反撃するわけではなくただ背筋を伸ばすところがとても素敵だと思いました。
最後に
年齢が上がるとともに好きになる漫画の系統も変わってきている感じがしました。華やかなバトルものや恋愛ものは今でも大好きですが、華やかさはないけれど心に潜む気づかぬ感情を浮き彫りにしてくれるような作品も読みたいと思うようになってきました。まだまだそのジャンルでの作品はどんなものがあるのか知らないので、今後も色々と探していきたいと思います。それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今週のお題「爆発」